■バンドプロフィール■
・名前はアレだし音もアレだが内容はユルい
打首獄門同好会は2004年に結成されたスリーピースバンド。男性ギターヴォーカルと女性リズム隊という珍しい男女混合編成で活動中。7弦ギターと5弦 ベースの織り成す重め攻め気なサウンドにして、やたらと生活感溢れるユルい歌詞を乗せた独得のスタイルが「生活密着型ラウドロック」という新たなジャンル を確立、暴れん坊からお子様おじいちゃんまでファンの層は幅広い。


・歌詞はわりとノンフィクション
打首獄門同好会の歌詞を作っているのは主にギターヴォーカルの大澤敦史、ところが彼はギタリストから入ったギターヴォーカルのため、なにしろ憧れのシン ガーとか歌詞への想いとかそういうトコをあまり通っていない。ある時に歌うと決めたはいいもの、さあ何を歌詞にしたものかと困った。その結果、半ば「なん でもいいや」的な気分からナチュラルにユルい路線の歌詞がスタートし、いつしか好きな食べ物やお菓子のテーマソングを勝手に作り、地元の電車や好きなテレ ビ番組に捧げる歌を勝手に作り、貧困や抜け毛の悩みやメタボの恐怖や風呂入って寝る喜びを歌うようになったのである。だが結果的に、これってある意味最も 心をこめて歌える手法ではないか、と本人は気付く。そう、これらの歌詞は恋する乙女がラブソングを書いている手法となんら変わりなく、深層心理のドキュメ ント作品であり、ノンフィクションの集大成なのだ。


・なんでこんな名前になったのか
このバンドで最も多い質問は「なんでこんなバンド名になったのか」である事に疑いの余地はない。それもそうだ、打首獄門を同じく好む会という名前にして 「うまい棒!うまい棒!」と連呼する意味がわからない。そんな時、バンド側の模範解答としては「ほら、ステージもフロアもみんな頭振り乱して首痛めて帰る でしょう。みんなそんなライブが大好きって事なんですよ」などと回答するが、これもなかなか後付けにしては悪くない。しかし真相は、バンド結成時の名前考 案会議にてドラム河本あす香が「なんか和風な名前がいい・・・たとえばチョンマゲトリオとか」と言い出し、なんとかチョンマゲトリオだけは避けねばならぬ と焦った大澤敦史が「打首獄門同好会と、切腹愛護団体と、終生遠島協同組合、どれがいい」と初代ベーシスト高山明に詰め寄って決まっただけの話である。和 風な名前と考えて、大澤家の親父さんがよく見ていた遠山の金さんの台詞から適当に引用しただけであって、意味はまったく無い。とはいえ今でも気に入ってる 名前ではあるが、ただ世間体的にCMコラボとかしてくれる企業が無いのが悩みの種。


■歴史年表
2004年9月 現メンバーの大澤敦史、河本あす香と、初代ベース高山明の3人で結成。
2005年2月 初のデモ音源「デモ暮らしーVol.1」完成。
2005年4月 いきなり地上波初登場、テレビ東京「ぶちぬきロンブー」に出演。
2006年3月 デモ音源第2弾「デモ暮らしーVol.2」完成。
2006年3月 初代ベース高山明が「俺のバンドを作る!」という野心を抱き脱退。
2006年4月 知る人ぞ知るベーシスト・ジョニーと共に半年間活動。
2006年9月 初の自主企画「ジェットストリームアタック選手権」開催。
2006年11月 現ベースjunkoが加入、現在のメンバーになる。
2007年9月 デモ音源第3弾「デモ暮らしーVol.3」完成。
2007年9月 発売とあわせて「第弐回ジェットストリームアタック選手権」開催。
2008年3月 台湾3都市を巡るライブツアー「台湾暴走」に参加。
2008年5月 オムニバスアルバム「ORGASound Maniacs Vol.1」に1曲参加。
2008年6月 ホーム三軒茶屋ヘブンスドアにて、ライブ通算100回を達成。
2008年8月 自主企画「第参回ジェットストリームアタック選手権」開催。
2008年8月 オムニバスアルバム「MUZIC COMMUNICATION02」に1曲参加。
2009年3月 沖縄関連バンドを集めた自主企画「沖縄物騒展」を開催。
2009年5月 初の全国リリース作品「庶民派爆弾さん」を発売。
2009年7月 「フジロックフェスティバル’09」に出演。
2010年7月 初代ベース・高山明が密かに結婚。
2010年10月 「打首獄門同好会さんが猛烈に自己アピール中です。」発売。
2010年12月 三軒茶屋ヘブンスドアのカウントダウンライブで、ライブ通算200回達成。
2011年1月 「なわけで、それがし打首獄門同好会ですよろしくダカダダンジャーン」発売。
2011年4月 打首獄門同好会として初のワンマンライブを渋谷WWWで開催。
2011年10月 「石巻ロックフェス2011」に出演。
2012年1月 渋谷WWWにてバンド&VJをテーマにした企画「お歌詞祭りWWW」開催。
2012年5月 久しぶりに「第四回ジェットストリームアタック選手権」を開催。
2012年8月 台湾の野外フェス「BEASTIE ROCKFES2.0」に出演。
2012年10月 「獄門のすゝめ」発売。
2013年6月 2年ぶりのワンマンライブを渋谷O-WESTで開催。
2013年9月 「水曜どうでしょう祭 UNITE2013」に出演。
2013年10月 「一生同好会します」発売。
2014年4月 「COMIN’ KOBE 2014」に出演。
2014年8月 水曜どうでしょう東北キャラバンに参加。
2014年8月 結成10周年記念ベスト盤「10獄〜TENGOKU〜」発売。
2014年10月 結成10周年記念ワンマンライブを赤坂BLITZで開催。
2015年4月 「COMIN’ KOBE 2015」に出演。
2015年5月 シングル「日本の米は世界一 / New Gingeration」発売。
2015年7月 「OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL VOL.6」に出演。
2015年8月 「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO」に出演。


■大澤敦史(Gt)■
・同好会の長だから「会長」
通称「会長」。同好会の長だから。長らしく、主要任務のギター・歌のほか、作詞、作曲、MC、打ち上げ担当、レコーディング、ミックス、サイト運営、デザ イン、ライブ出演交渉窓口、ケーブル製作、など手広く担当しすぎてそろそろ嫌になってきているのは秘密。多くの歌詞がほぼノンフィクションとされる打首獄 門同好会の作詞を担当している事からもわかる通り、抜け毛が気になるのも、貧乏なのも、南武線沿いに住んでいるのも、ラーメンばっかり食べてるのも、うま い棒もよく食べてるのも、だいたいこの人。

・もう普通のギターには戻れない
中高生時代はいわゆるHR/HMの世界にどっぷり浸かっていたギターキッズ。なだけあって、ギタープレイの方向性としてはパワーコード多用のメタル寄りな 性格。しかし20歳前後にジャズやフュージョンなど異なるジャンルの人々と触れ合う機会に恵まれ、雑多な引き出しも広く浅く持つようになった。と、そんな 経緯上へヴィラウド一辺倒に行くのもアレかと多くの局面に幅広く対応できる「7弦ギター」をメインギターに選定、打首獄門同好会でもほとんどの曲が7弦ギ ターではないと弾けない曲になってしまっている。もはや普通のギターには戻れない。


■河本あす香(Dr)■
・直感型のアナログ派
瀬戸内海のとある島の出身という、出身地の話題だけで飲み会10分は話を引き込めるステキな素性の女ドラマー。打首結成時からのオリジナルメンバーとして やはり主要な役割をこなすが、大澤会長をデジタル担当とするならばこっちはアナログ担当。大澤会長を理論型とするならばこっちは直感型。手作り小物を設計 図無しでいきなり布にハサミを入れる大胆極まりない手法で、オリジナリティ溢れるアイテムを目分量で次々と生み出している。最近は大澤会長からmixiコ ミュニティの管理、物販管理、練習スケジュール管理、ライブ中の告知MCなどを押しつけられて多忙になってきている。猫が好きなのはこの人。


・瀬戸内海の生んだパワードラマー
曲がりなりにもへヴィサウンドを自負する打首獄門同好会にして、縁の下の力持ちたるべき、というか実際にパワーを問われそうなドラマーが女性というのはい かがなものか、と心配されてしまいそうだがところがどっこい、打首のあす香さんと言えばけっこうなパワードラマーとしてPAや同業者にも定評がある。そ う、ドラマーのスタイルとしては出音命、シンプルなフレーズをカッコ良く叩くスタイルを信条としているのだが、打首ではやたらややこしいリズムワークを課 せられている上に歌も歌えと無茶を言われて苦労の日々を送っている。


■junko(Ba)■
・アトラクション担当
ステージに立った時のインパクトとは裏腹に、ステージを降りるとなんだ意外とおっとりして・・・と思いきや、プライベートを紐解くとやはりそれなりにイン パクトの強い事象が多い。夕陽と海をこよなく愛するまではわかるとして、しかし休日に海に出かけては何をするでもなくビーチに1日中たたずんでいたり、辛 い食べ物が好きなのはわかるとして、しかしグリーンカレーに「デスソース」を入れすぎてもはや緑から赤に変貌しているのを普通に食べていたり、ごくナチュ ラルにさりげなく一般的な感覚を超越しがち。時にライブ予定がほぼ決定している日程に海外旅行を入れるという自由人行動も見られ、この現象は打首関係者に は「失踪」と呼ばれている。ちなみにjunko手作りカレーがライブイベントで振る舞われる時は、フードではなく「アトラクション」というジャンルで提供 される。


・インパクト担当
ステージに立つともう、とにかく、目立つ。腰までのびたストレートヘアーを時にライブハウスの天井に引っ掛かるまでに振り乱し、ベースを装着するストラッ プはよく見れば自作のマジ鎖仕様でジャラジャラ言わせてるなど、とにかく圧倒的に目立つ。いつしか打首獄門同好会のライブに通うようになった常連客がこ ぞってベース側に陣取るようになって反対側の大澤会長が密かに物悲しい思いをするほどに、目立つ。それでいて5弦ベースで乱暴なサウンドをしこたまぶつ け、おまけに足元にワーミーペダルという飛び道具を備えていてそれを踏んだらまたウィーンとか言って、目立つ。

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